~FC2BLOGランキングに参加しています~ 優倶楽部blog2006年02月
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サッカーJリーグ・川崎フロンターレと、TVドラマをこよなく愛する男のブログです。
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【レビュー】輪舞曲(7)
 あのさぁ・・・。速水もこみちを撃った時点でどう見てもハチの巣にされてる佐藤隆太が竹野内豊に「助けられて」逃げ切れたり(ボスのボディガードなんだから振り向いた時点で撃ってるに決まってるだろ!!)、チェジウと橋爪功が同じ車に乗っている所をたまたま巡回中の木村佳乃が全くの偶然で見つけたりと、今回の渡邉睦月の脚本はあまりにズサンじゃなかろうか。チェジウが実は橋爪功の娘だった・・・という「大嘘」を成立させるためにも、こういう細かいところはきちんとしようよ。

 確かに、これで展開的に竹野内豊とチェジウの関係がどうなるのか、読めなくなってきたのは事実だが、それにしても、こういう粗雑な展開を見せられると、物語の「世界」に入って行き辛くなってしまうのは言うまでも無い。ことこの段階に到っては明確に警告しておかなければならないが、このままではこのドラマ、確実に「逃亡者」の二の舞だ。
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テーマ:輪舞曲 - ジャンル:テレビ・ラジオ

【レビュー】アンフェア(7)
 今クールのドラマの一つの特徴として、「主要な登場人物が早い段階からバタバタ死ぬ」ということが挙げられるが(ex.このドラマの西島秀俊や、「白夜行」の渡部篤郎)、まさかスタッフロール2番手の瑛太まで死ぬんじゃないだろうね!?・・・わずか4話の段階で3番手の西島秀俊をあっさり「殺した」このドラマなら十分あり得るだけに、予断を許さないものがある。だって、あれだけ至近距離で撃たれてちゃ、ねぇ・・・。

 ・・・というわけで、濱田マリがどうやら木村多恵の共犯だったことも合わせ、現段階では展開が全く読めなくなってきた。もはや中盤を過ぎたというのに、このような「新鮮さ」を維持できるというのは、連続ドラマにおけるミステリーものとしては凄いことだが(この点、ここまでの佐藤嗣麻子の脚本は十分評価に値すると言える)、是非ともこの勢いを維持したままラストまで突っ走り、かつ最後には皆が納得する「フェアな」ラストを迎えて欲しいところだ。・・・って、それが一番難しいんだけどね・・・。(苦笑)

テーマ:アンフェア - ジャンル:テレビ・ラジオ

【レビュー】白夜行(7)
 今回から舞台が東京になったということで(私は原作を未見なので知らなかったのだが、どうやらこれまでの舞台設定は関西だったらしい。武田鉄矢と八千草薫の不自然感ありまくりラクリマクリスティ(寒)な関西弁はそこから来ていたらしい・・・全く不要な裏設定だとは思うが)、それを意図してかどうかは分からないが、今回の石井康晴の演出は、画面にこれまでにない「キラキラ感」が出ていて、はっきり言って現実からは遊離した世界であるこのドラマの雰囲気には合っていた。山田孝之がビルの屋上で足をぶらぶらさせているあたりの描写は、まさに「幽霊」そのもので、山田孝之の心象風景がダイレクトに伝わってくるようで良かった。

 また、物語としても、今回は、それぞれがお互いのためを思って行動することが、(少なくとも傍から見れば)泥沼に堕ちて行っている・・・という「悲劇」感がストレートに伝わる展開で、その想いの純粋さ、切なさが浮かび上がる形になっており、前回も述べたが次第に感情移入できるような展開になってきている。ラスト、山田孝之のモノローグで「俺たちは人が目を背けるほど醜かったね」というのがあったが、とんでもない。私には、少なくとも今回の山田孝之と綾瀬はるかの行動は、とても美しく見えた。

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【レビュー】西遊記(7)
 さすがに手塚理美の演技は◎だったが、香取慎吾の、サブタイトルにもあった「熟女になった孫悟空」の演技は・・・まあ悪ふざけ以外の何ものでもないっすね。

 今回、話の中で分かりにくかったのは、「幽霊になった手塚理美のことを見える人と見えない人の基準は何なのか」ということ。そもそも初めから手塚理美のことが見えるなら、自分で酒井敏也のところに行けば良い話だし、逆に彼らには見えず、香取慎吾たちにだけ見えるとするなら(これはこれで、「妖怪」である香取慎吾・内村光良・伊藤淳史はともかく、僧侶とはいえ生身の人間である深津絵里にも見えることの説明はかなり苦しいが)、ラストで酒井敏也たちに見えていたことの説明が付かなくなってしまう。そのラスト、手塚理美が「在りし日の日常」の言葉を散りばめながら消えていくのはちょっと良かったが、その前の段階で引っ掛かりを覚えてしまう展開だったのは非常にもったいなく、残念だった。

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【レビュー】神はサイコロを振らない(5)
 1時間終わった今でも全くの謎なのだが、序盤の佐藤東弥の演出はなんだったのだろうか??不自然なほど急にコメディタッチを、しかも一瞬だけ前面に押し出していて、「これはもしかしたら視聴率低迷に対する(下らない)テコ入れか?」と身構えていたら、途中からは元のこのドラマのタッチに戻っており、1時間を通してみると序盤だけが不自然に「浮いて」いた形になっている。・・・謎だ・・・。

 話の内容としては、402便に同乗していた人たちのエピソードが、小林聡美と山本太郎(+ともさかりえ)の気持ちとリンクしており、作りとしては上手い。ただ、今回に限って言うと、鶴見慎吾の話の「解決」が、あまりに単純に成海璃子と高橋恵子の親子関係の話の「解決」に繋がりすぎており、鶴見慎吾の登場と心の動きがやや唐突だったことも含め、若干作為的な部分が目に付いたのは残念。水橋文美江の脚本ならば、さらに上の水準を求めたいところだ。

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【レビュー】西遊記(6)
 とりあえず、演出の澤田鎌作と美術プロデュースの木村達昭は腹をかっさばいて・・・とまでは言わないが、ともかく責めを負うべきである。あの関東近郊感バリバリの「森」のロケ映像と、どんなに成宮寛貴が頑張ってもコントにしか見えない鶏の衣装は、物語を台無しにしていた。いくら鶏だからって、鶏冠をつけたり、ましてや「世界の山ちゃん」かと見紛う鶏足をつけさせるのは大きな間違いだ。それは、伊藤淳史が豚だからといって豚鼻の付け鼻をさせたり、香取慎吾が猿だからといって顔を赤く塗ったりするのと同様の暴挙であり、センスのカケラも無い衣装だったと言わざるを得ない。

 話そのものは、成宮寛貴のドン・キホーテ的な「愚かなほどの報われない想い」と、香取慎吾との「仲間」の関係とが程よくミックスされていて、香取慎吾と成宮寛貴が「仲間」になる過程がちょっとはしょりすぎという感はあるものの、クライマックスは(ベタとは言え)ちょっとウルっと来るくらいの展開だっただけに、あの演出と美術の不始末があまりにもったいなかった。

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【レビュー】輪舞曲(6)
 今回も平野俊一の演出は冴えまくってたねぇ。しかも、あの船上での銃撃戦のシーンを見ても分かるように、制作サイドの金銭的なバックアップもバッチリで、それもあって演出の切れ味が存分に生かされていた。

 物語としても、今回で「第一部終了」と言わんばかりの展開で、本来ならラストに持ってきてもおかしくないような内容(竹野内豊の「復讐劇」の行方)を今回に詰め込んだわけだから、やはり見ごたえ十分だった。杉浦直樹が捕まるまでの経過はあっけないと言えばあっけないものだったが、それはまあ、劇中で橋爪功の口からも「あっけない」と言わせていたとおり、これから「第二部」が始まると考えれば、裏のラスボス前の偽ラスボス、というところなのだろう。それでも、竹野内豊に「謝罪しろ」と言われたのに対して、「自分の生き方を否定することになるから」と断ったシーンには、十分な見ごたえがあった。

 竹野内豊とチェジウとの関係で言うと、今回で一件落着・・・と思いきや、チェジウの父親が引き続き「神狗」にいるのが分かったことで、より物語の核心に直接絡んできそうな展開だが、一つだけ気になったことが。竹野内豊が実は韓国人で・・・という設定は、竹野内豊の名字の設定から薄々は感づいていたが、本当にこの設定必要だったのだろうか??別にフツーに日本人の男と韓国人の女が出会って・・・という話でも良かったのでは?それまで全く繋がりの無かった2人が出会い、関わりあう中で恋に落ちて行く・・・という方がナチュラルな気がするのだが、ここで敢えて「韓国人同士」という繋がりを人為的に作る必然性が良く分からなかった。

テーマ:輪舞曲 - ジャンル:テレビ・ラジオ

【レビュー】白夜行(6)
 今回は、前回に比べれば考えさせられる部分があったかな。・・・もちろん、今回のポイントは物語中で「悪の華」を咲かせまくっていた渡部篤郎の「死」だったわけだが(「上手すぎて笑える」というのはたまにあるが、このドラマでの渡部篤郎の演技はあまりにも上手すぎてむしろ引くくらいだった)、どうしようもない「悪人」だったはずの渡部篤郎に、実は人間的な部分があって、それが山田孝之の人生と交差している・・・というのは、いわく言い難い「因縁」の存在を感じさせて、考えさせられるものがあった。ただ、惜しむらくはこの渡部篤郎の「人間性」の部分が、今回とってつけたように武野功雄の口から語られたために、どうも話の展開に即物感が否めなかったこと。ここら辺は「連続ドラマ」の展開を熟知しているはずの森下佳子の脚本なのだから、もうちょっと上手くやってほしかった。

 今回の那須野淳の演出は、「白夜」の感じを前面に押し出したもので、街の風景などを取り入れる平川雄一郎のそれとはちょっと毛色の違うものだが、これはこれで良かったかも。

テーマ:白夜行 - ジャンル:テレビ・ラジオ

【レビュー】アンフェア(6)
 相変わらず小林義則の演出は緩急の使い分けが絶妙だが、いい加減それではごまかしきれないくらい、物語の進行が遅くなる「QUIZ化」が進んできたかな・・・と思っていたのだが(特に木村多恵と女の子が脱出しようとしたタイミングで犯人登場、というのがパターン化していた)、木村多恵の夫と子供を殺した人物の登場、その事件と警察の関連・・・という(作り手側にとっての)予定どおりの展開で新たな動きが出てきたため、今回も上手く興味を引き付けられたまま「次回へ続く!」になってしまった。ここら辺の引き付け方は、佐藤嗣麻子の脚本は上手い。ただ、本当は展開そのもののテンポを落とさないまま、60分間ジェットコースター状態で「次回へ続く!」になるほうが良いには決まっているのだが・・・。

 また、今回、「娘を殺す」と直接犯人に脅された篠原涼子が、いつもの強気一本の態度から「助けてください・・・」と本音を見せたシーンは、とても美しかった。これも毎度毎度で恐縮だが、やはりこのドラマでの篠原涼子は非常に魅力的だ。

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【レビュー】神はサイコロを振らない(4)
 いやー、大杉漣面白かったなぁ!小林聡美に「貴方とは感情論でしか話しません!」と言われて目を白黒させるくだりには腹から笑ったよ。「大人」がこういうとぼけた芝居をやるから、面白いんだよねぇ・・・。

 ただ、もちろんこのドラマは面白おかしいだけではなくて、シビアな「大人」の目線もしっかり入っていて、考えさせられるものがある。今回で言えば、小林聡美と武田真治の殴りすぎ兄弟げんかはもちろんだが(細かいことだが、最初小林聡美が武田真治に手を出したときは、「思わず手が出た」という叩き方だったのが、次第にお互い真正面から本気で叩き合うようになる・・・というけんかの流れは非常に自然だった。こういうところにこそ、「リアリティ」の真髄がある)、最後に小林聡美が山本太郎を、「時計を再び動かす」ためにフる、というのも、「大人」の配慮があって「なるほど」と思わされる、切ない展開だった。それに対して、山本太郎が「俺はお前の10年前の夢を覚えてるから、謝るな」というのも、メチャメチャカッコ良い。こういう風にされることで、再び小林聡美の気持ちが揺れる、ということも十分あり得るわけで、大人の「恋」のドラマとして、非常に手ごたえのある出来と言えるだろう。

テーマ:神はサイコロを振らない - ジャンル:テレビ・ラジオ

【レビュー】輪舞曲(5)
 このドラマにおける渡邉睦月の脚本、ちょいちょい話の中で必要な「ピース」が抜けているのは気のせいだろうか??今回で言えば、竹野内豊と木村佳乃・風吹ジュンが出会ったのは偶然なのだろうか?だとしたら、あまりにご都合主義と言わざるを得ない。9年間音信不通だった息子と「偶然」再会できる(しかもバラバラに家を出たはずの2人が時間を前後して)確率など、無人島で空きビンに手紙を入れて(以下略)と同じレベルであり、リアリティを大幅に損ねている。風吹ジュンは良いこと言ってたのに・・・もったいなさすぎ。

 全体を通してみれば、(早くも)警察をも敵に回した竹野内豊がこれからどういう行動に出るのか、物語の展開としては興味深いところだし、山室大輔の演出も、キレがあって良かった。ただ、サブタイトルが「母の愛!!」(余談だが、このタイトルに「!」を2つ付けるセンスがこのドラマの中でダントツ最低ではなかろうか。もうちょっとドラマ全体の雰囲気とか考えようよ)だったことからも分かるように、今回の話の重要ポイントの一つが竹野内豊と風吹ジュンの関係だっただけに、全体の印象を悪化させてしまった感は否めない。

テーマ:輪舞曲 - ジャンル:テレビ・ラジオ

【レビュー】西遊記(5)
 いやー、いい話だなぁ!!あの1話の惨状を考えれば、このドラマでここまで感動するようになるとは・・・。奇跡的とすら言えるんじゃないだろうか。今回なんか、あの親のいない男の子が香取慎吾を「一回だけお父さんと呼んでも良いですか」と言ったところでちょっとウルッと来ちゃいましたよ。

 というのも、やはり坂元裕二の脚本が良く練られているからで、例えば今回の話、高橋ひとみとの戦闘シーンが無くても十分成立する話である。「子供は外で遊ぶのが仕事」「淋しさに勝つのは力ではなく心」という、香取慎吾の語ったメッセージは普遍的なものであり、「勧善懲悪」的な世界観の中のみで捉えられるものではない。普段は「頭の悪い」香取慎吾が、親の居ない子供の気持ちを誰よりも理解できる・・・というのは、単に本人が語った「自分にも両親がいないから」という理由だけではなく、香取慎吾が誰よりも子供に近い心を持っているから、ということで普段の言動と整合性が取れるし、そんな香取慎吾が、彼らの「親代わり」になろうとするのも、これまで「仲間」と旅をしてきたことで優しさを身につけたから・・・ということで、「連続ドラマ」として筋の通った展開である。・・・ついでに言うと、高橋ひとみの存在は、物語中の全ての「悪」の役割を担うことで、嘘をついていた子供が日常の世界に戻る役割を果たしており、決して無駄な存在ではない(高橋ひとみ自身も楽しそうに「悪女」を演じてたしね)。

 成田岳の演出も凄まじくテンポが良くて良い出来だったし、今回は、ホント満足。

テーマ:西遊記 - ジャンル:テレビ・ラジオ

【レビュー】アンフェア(5)
 てゆーか、木村多恵と篠原涼子の娘に対する犯人の警戒甘すぎるんじゃないの??子供が一日かけて縄を解いてるのをほったらかしなんて・・・しかも、木村多恵を殴り倒した後は、手の縄は縛りなおしたけど猿轡は噛ませないままだったし。細かい部分ではあるが、「ミステリー」なんだからこういうところはちゃんとやろうよ。

 一方で、「募金型誘拐」というのは、話のアイデアとしては確かに面白い。間違いなく前代未聞だしね。今回は演出が高橋伸之だったこともあってか、物語のテンポは若干落ちた気がするが(相変わらずこの人の演出はメリハリが今ひとつ・・・)、これからどうなるのかは、今のところ全くと言って良いほど読めない。是非とも、このままダレずに行って欲しいところ。

テーマ:アンフェア - ジャンル:テレビ・ラジオ

【レビュー】白夜行(5)
 率直に言って、今回の内容を見ていても私には怒りしか湧いてこなかった。この主人公の2人の、どこに感情移入すれば良いというのか。・・・いや、もちろん、当初綾瀬はるかに友人をレイプするよう頼まれた山田孝之が語った「正論」が、綾瀬はるかにとって何の意味も持たないというのは良く分かるし、普段「いい子」にしている綾瀬はるかが、山田孝之にだけ醜い部分を見せる・・・というのも、納得の行く展開だ。

 たーだーし、だからと言ってなんで山田孝之が、後で綾瀬はるかが傷つくだけと分かっているのに、友人のレイプを実行しなきゃならんのか。単に道徳的観点からどうこうということだけではなく、「綾瀬はるかを想う山田孝之」という観点からも、到底納得の出来る行動ではない。「堕ちて行く二人」に対して感情移入し、涙を流せるのは、それがやむを得ざる状況がそうさせるから、という前提があるからであって、このドラマの二人を見ていても自分達の自業自得という要素が強すぎて、何の感情移入の余地もない。むしろとっとと武田鉄矢が捕まえてくれれば良いのにとすら思えてしまうのは、ドラマとして致命的ではなかろうか。

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【レビュー】神はサイコロを振らない(3)
 このドラマ、舞台設定こそ「SF」なのだが、そこで描かれている内容は普遍的な感情を掬い上げたもので、またその掬い上げ方が絶妙だから、なんとも言えず味わい深い、心に残る仕上がりになっている。特に今回はそのことを強く感じたのだが、というのも小林聡美とともさかりえがお互いを思いやる気持ち、あれはまさに普遍的な「友情」そのものではないか。相手が傷つき、戸惑っているときに、勇気付ける言葉を投げかけられる関係。それはもちろん、大杉漣によって「自分の命があと8日しかない」ということを知ったともさかりえを小林聡美が間接的に勇気付けたシーンのことなのだが、それが初回、ともさかりえが小林聡美を「叱りつけた」シーンと、きちんとリンクしているのが「連続ドラマ」の脚本として秀逸だ。

 また、最後のともさかりえの言葉、「(小林聡美の人生にとって)忘れられない8日間にしてあげるよ」という言葉も、自分の運命を知ってなお友達を思う言葉として、飾らないものだが本当に印象的だ。水橋文美江の脚本は時に地味すぎたり、あるいは描写が陳腐すぎて心に引っかかりづらい時も正直あるのだが、このドラマにおいては、「SF」という舞台設定が良いスパイスとなって、物語の普遍性が活きている。

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【レビュー】輪舞曲(4)
 前回に引きつづき、演出が生野慈朗だったことで、「(デートのシーンとか)恋愛部分の繊細な描写は得意中の得意だから、今回は向いてるかな」と思っていたら、ラストの銃撃戦のシーンでヤラれましたよ。あの「漆黒の闇」の感じ(「照明に照らされた不自然な青っぽさ」が全然ない!)と、その中を竹野内豊が動いていく様は本当にカッコ良く、信頼と裏切りが交錯する石橋稜との関係性も含め、ハードボイルドなしびれる仕上がりとなっていた。

 話としても、信頼と裏切り、これが絶妙に物語の軸となっていて、石橋稜を信じきれなかったことと、チェジウを(結果的に)裏切っていたことがオーバーラップする展開はお見事。ラストの竹野内豊の表情のやるせなさは、今回の話の全てを物語っていたと言えるだろう。これからもこんな感じで進んでくれたら・・・文句のない「ラブサスペンス」に仕上がるのだが。

テーマ:輪舞曲 - ジャンル:テレビ・ラジオ

【レビュー】アンフェア(4)
 えっ、西島秀俊あんなあっさり死んじゃうの??

 ・・・今回の展開は、長いこと連続ドラマを見てきた私にとってかなり衝撃的なものだった。だって、普通スタッフロールで「トメ」(俳優の一番最後、一般的に脇役で最も重要なポジションの人が来るところ)に出てくる俳優が4話で死んだりしないでしょ!??・・・そういう裏事情を無視して単に物語的な観点で見ても、西島秀俊の存在感はこのドラマで重要なポイントになっているわけで(物語を俯瞰して見る存在として)、その人物がああもあっさり死んで、これから物語がどう転んでいくのか、全く想像が付かないのだ。確かに木村多江を使ったベタベタなミスリードや、西島秀俊があっさり自白してしまうくだりなど、それこそミステリーとしてアンフェアな展開は目に付いたが、展開の衝撃性がそれを上回っており、これからどう話が進んでいくのか、全く目が離せない。

 あと、今回は演出が小林義則に戻っていたが、美しい夕日の効果的な使い方や、物語のポイントでの東京タワーの見せ方、そして篠原涼子と西島秀俊の会話の「緩」とビルが絞り込まれていく「急」の使い分けなど、明らかにそれと分かる水準の出来だった。これはもう、最後まで1人でやってもらうしかないね!!(ムリ)

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【レビュー】西遊記(4)
 なーんか、段々ゲストがショボくなってません??今回なんか、須藤理彩が出てきて形になったけど、半海一晃と神無月・・・じゃなくて武藤敬司だけだったらどうしようかと思いましたよ。

 話の内容の方は、まあいわば「走れメロス」で、「友を信じる」というテーマである以上、クライマックスで内村光良が戻ってくることは前提なわけで(ていうかあそこで戻ってこないなんてブラックすぎな話をこの「子供向け」ドラマで出来るわけもないしね)、そこに至る過程が最も重要だったわけだが、どうもその部分は肩透かし。内村光良と須藤理彩との関係の中で、どうして内村光良が帰ろうと思ったのか、が最も重要なパーツだと思うのだが・・・。どうも、食い足りない感が残った。

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【レビュー】白夜行(4)
 ドラマの中でも言っていたが、山田孝之キャラ変わったねぇ。雰囲気的には渡部篤郎に似ている気がしたが、それは単に演技の面でということだけではなくて、山田孝之の役柄が置かれている環境を考えたら、「悪」に染まるとしたら、最も身近なサンプルである渡部篤郎に似るのは自然な成り行きかな、という気がした。特に、元同級生の小出恵介に対する振る舞いがほとんど渡部篤郎の山田孝之に対するそれと同じなのは、ある程度意識した行動なのかな、という気もした。まあ山田孝之自身、いつまで経っても爽やか青春路線のヤマダ君というわけにも行かないわけで(そもそも本人の実年齢を考えたら今の時点で出来ていること自体凄いことだ)、演技の幅、という意味では悪くないかな。けっこう良い演技(わずかに残る良心の呵責に苦しむ様とのバランス、さじ加減が絶妙だった)してたし。

 ただ、肝心の話自体は、山田孝之が嫉妬に狂い、綾瀬はるかが想いを焦がす柏原崇の役柄に、初回の主人公2人に続いて現実味がなく、またしても彼らの苦しみがピンと来ない感に逆戻り。なーんか、製薬会社の御曹司とか、設定が薄っぺらくありません??

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