~FC2BLOGランキングに参加しています~ 優倶楽部blog【レビュー】1リットルの涙(4)
優倶楽部blog
サッカーJリーグ・川崎フロンターレと、TVドラマをこよなく愛する男のブログです。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【レビュー】1リットルの涙(4)
 今回、ラ・テ欄のタイトルは「二人の孤独」ということで、兄の死以来心を閉ざしている錦戸亮と、これからまさに生と死の境界線に直面しようとしている沢尻エリカが、この「生と死」という結びつきで、今後さらに深く関わっていくであろうことが示唆されていたが、私はちょっとこの展開には納得できない。

 というのも、「普通の人」であるバスケ部の先輩が、沢尻エリカが「なんかヤバい病気」であることを知って離れていったように、今回のような話の展開では、何か「生と死」について考えざるを得ない特殊な環境に置かれた人間どうしでしか結局は分かり合えないのだ、と言われているような気がしてしまうからだ。それでは、このドラマを見て共感を覚えている視聴者は何なのか。結局、それはうわべだけのものでしかないと言うのだろうか。・・・とまあ、こうした矛盾を感じてしまった、というわけだ。

 今回の展開を見ていて、「兄を亡くして心を閉ざす」という共通項で「青い鳥」を思い出したのだが、あのドラマでの故・野沢尚の脚本は、兄の死を自らの責任と思うことで、自分を駅員という「牢獄」に閉じ込めていた豊川悦司が、夏川結衣の「孤独」を感じ取り、彼女をそこから救い出すことで、自らも「牢獄」から救われる・・・という展開だったわけだが、そこには、一見全く関係ない二人の境遇が、実は相互依存的に(その関係が発生したことこそ「運命」というものだろう)関係している、という、丁寧な描写の必要とされる重層的な構造が出来上がっていた。これと比べると、沢尻エリカと錦戸亮が「生と死」というまんまのテーマで分かりやすく結びついている横田理江の脚本は、1段も2段も格が落ちる、と言わざるを得ないだろう。もっともっと精進して欲しいところだ。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。